予防接種とは

予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンを接種することで、免疫をつけ、特定の病気になりにくくする目的で行われます。
当院では、インフルエンザワクチン、子宮頸がんワクチン、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンなどの予防接種を行っています。
接種を希望される方は、事前にお電話または電子メールにてご予約のうえ、指定日時にお越しください。
インフルエンザワクチン
インフルエンザになると、38度以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が現れます。
さらに一般的な風邪症候群と同じように、のどの痛み、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、咳などの症状も起こります。
多くの場合、1週間~10日ほど安静にしていることで症状は改善しますが、高齢者や基礎疾患のある方の場合、重症化して入院治療が必要になることもあるため。インフルエンザワクチンを接種しておくようお勧めいたします。
なお、インフルエンザウイルスは毎年変異し、その構造を変えるため、ワクチンの中身も毎年変更されています。
接種したワクチンが効果を発揮するまでの期間は約2週間、効果の持続期間が5ヵ月ほどなので、毎年12月上旬までにはワクチン接種を受けるようにしましょう。
子宮頸がんワクチン
子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスに対する予防効果があります。
9価ワクチン(シルガード9)が接種可能です。
15歳未満は2回接種、15歳以上は3回接種となります。
今までにワクチンにて副作用が強く出た方は大きい病院での接種をおすすめさせて頂くこともありますのでお問い合わせ下さい。
MRワクチン
MRワクチンは、麻疹と風疹の両方を予防する効果があります。
風疹などは、お子様がかかりやすい病気と思われている方も少なくないようですが、最近は成人になってから罹患するケースもよくみられます。
成人がこれらの病気に罹ってしまうと重症になるケースがあります。
特に妊娠初期の妊婦様が風疹にかかると、お子様が先天性風疹症候群という病気を持って生まれることがあるので、成人にも風疹ワクチンの接種が推奨されています。
予防接種を受けた後の注意事項
- 予防接種を受けた後の約30分間は、急な副反応が起こることがありますので、医師とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう
- 接種後1時間は体調の変化に気をつけるようにしてください
- 全身にじんましん、嘔吐、顔色不良、低血圧、高熱などの症状が現れた場合は、医師の診察を受けてください
- 入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすらないように注意しましょう
- 激しい運動や大量の飲酒は控えましょう